弁論ブログ

ディベートブログですがニッチなことを書きます。

【K-Cup2022】名古屋で対面大会に参加した

こんにちは。

先日、名古屋で開催された「対面大会」K-Cupに参加しました。

 

目次

 

名古屋の話(普通の日記)

前日の土曜日に移動しました。

あまり速くない特急で2時間20分かけて京都に行き、あまりにも速い新幹線で40分かけて名古屋につきます。新幹線が速すぎて実は大阪に行くのとそんなに時間変わらないところに住んでいます。

名古屋に実は特に目ぼしい観光スポットはないので、某弁理士と昼食をとり、名古屋〜栄あたりを散歩して、流行っているらしいリンゴ飴を食べました。

通常のリンゴ飴を食べたことがないので知らなかったのですが、通常のリンゴ飴は周囲の飴を食べるのに非常に時間がかかるのでそこだけで嫌になるのに対して、このリンゴ飴は薄めの飴がコーティングしてあるリンゴがカットしてあるので、飴とリンゴを同時に食べることができるのが違うそうです。

そしてリンゴもいいやつを使っているので飴の甘さに負けずにしっかり甘いのもすごい。

 

サウナで有名なウェルビー栄に宿泊するので、チェックインしてサウナに入りました。

大人気で森のサウナが満員電車みたいになっていましたが、やはりよかったです。

一点残念だったのは、水温2度だったはずのアイスサウナが人の出入りで水温が上がっていたのか設定が変わったのかわかりませんがあまり冷たくなかった(体感10度越えていた)ことです。通常の深め水風呂のほうがあきらかに冷たかった。

ウェルビー栄はおすすめなので詳細は去年書いたレポを参照ください。


その後は観光客向けらしい名古屋飯が全部置いてある居酒屋で声の大きいOBたちと夕食を取り、巨大ガンバレルーヤを見てもう1回サウナに入ってととのってから寝ました。

 

対面ディベート大会の話

個人的に、対面の大会は2年半ぶりでした。

自粛が始まった当初は正直数ヶ月で復活すると思っていたので、まさか2年半後にまだほとんど復活していないとは思っていませんでしたし、去年同じような意識の記事を書いてからさらに1年経つとは思っていませんでした。

ちなみにこの記事で書いたノウハウ伝承がやばいという話はそこからさらに1年分やばくなっていると思う(コロナ前にオフ大会運営を経験したことがあるであろう当時の2年生以上はもう学部を卒業している)ので、今回運営のO村くんのようなヴァイタルなOBがオフ大会を開催する試みは非常に素晴らしいと思います。銀杏や梅子などの1年生大会が対面になっているのも良いと思います。

 

対面ディベート、あまりにも楽しい

パートナーや他のディベーターやジャッジやオーディエンスの生の反応がある状態でやるディベートはやはり圧倒的に楽しいです。

ブレイクラウンドで小ボケしたくなる性分なので、ウケたり反応があると脳汁めっちゃでます。

GFで言ってて気持ちよかったのは以下です。

・「ジュラシックディベーターなのでクラシックなアナロジーディベートをします」

・「今のディベート教科書にトリプルAが掲載されているかはわかりませんが」

・「ボディリーオートノミー」(古典的で普通のアーギュメントをドヤ顔でゆっくり言う)

・「ヒッポキャンパス(海馬)」

 

英語の話

英語の大会(余談ですが、僕の両親はディベート大会のために僕が実家に帰った時に「英語か?」って聞いてきます)に出るのも1年半ぶりでした。

日本語即興ディベートの大会が増えてきたこともあり、ディベートしたい欲求を満たすなら母国語のほうがよくねと思っていた節があります。

日本語には今のところないBPをしたい気持ちはあるにはありましたが、オンラインではまあいいかという感じになっていました。

 

1年強のブランクで、英語マジで全然でないんじゃないかとビビっていましたが、想定しているよりはマシでした。一方、聞く方の衰えはかなり大きくて、特に聞きながら自分のマターを考える能力がおおいに落ちていました。ニュアンスを聞けていないので、反論はラベルに対して雰囲気でやっていました。

 

マスクディベートの話

不織布マスクディベートするのはマジできついですね。

みんな比較的平気な顔をしてスピーチを終えていたのですごいなと思っていましたが、僕は燃費の悪いタイプの発声をしているので、毎スピーチごとに駅伝後のランナーみたいになっていました。酸素吸うやつがほしい。

水泳とかをして肺活量を鍛えようと思いました。

 

ハイブリッド大会の話

オンラインとオフラインのハイブリッドというかなり攻めた試みでしたが、実現可能ではあるものの、課題は多そうに感じました。

・各部屋にデバイスを置く必要がある

→コミ提供のノートパソコンとWi-Fiで、内蔵マイクとスピーカーの性能が必ずしも良くなかったり、電波状態が怪しい場合があり、完全オンライン大会だと各自の責任にできるけど、誰のせいとも言い難いのでなかなか難しいなと思いました。

・デバイストラブル時の遅延がオンライン大会よりも痛い

→会場時間の制限だったり、参加者の帰りの電車の都合だったりで、オフライン大会だと遅延の影響が大きいですが、通信トラブル時に復旧を待ったり、スピーチを途切れたところから再開したりするオンライン由来の遅延の相性が悪いのではないかと思いました。

感染症対策との相性が実は悪い

→前述のマイクとスピーカーの関係で、ハイブリッドラウンドはデバイスにある程度近づかないといけなかったり、POIの時に前に出ないといけなかったりして、完全オフラインだと着席する場所を壇上から離れた場所にしたりする対策が取れなかったりするので、感染症対策との相性が悪いのではないかと思いました。

 

今後の話

対面大会は圧倒的に楽しいのでこの調子で数が増えてほしいです。

一方で、オンライン大会も数多のメリットがあるので半々くらいにまで対面大会の数が回復するのがちょうど良いのではないかと考えています。

(とても重要な追記)対面大会を増やすためには、大会開催したらちゃんと人が来るというコミュニティの確信が重要です。なので、大会が開催された際には「参加する」「参加を表明する」「参加を呼びかける」というアクションをとるのが良いと思います。