こんにちは。
ざかんの雑感(ざっかん)というファボ14のギャグをタイトルにするために先週あったThe Kansaiについて書きます。
ざかんの雑感(クソ寒ギャグ)というブログを書くかどうか
— キエフ弁論同好会 (@kief_forensics) February 16, 2020
目次です。
高齢化について
今回のThe Kansaiの特徴として挙げられることはふたつあって、参加人数減と参加者のディベート歴の高齢化でしょう。今回は高齢化について考えてみます。
具体的にどのくらい高齢化しているか考えるために、ブレイクチームのディベート歴を8年前(僕が1年生の時)のThe Kansaiと比較してみましょう。
厳密にディベート歴何年か僕が知らない方も何名かいるので、ここではディベート歴5年目以上を★と表記して、それ未満の方を大学ディベート歴(年数)で記述することとします。たとえば社会人と4年目と3年目のチームだったら★-4-3と表記します。
ちなみに2012年のThe KansaiはまだNAスタイルだったので1チーム2人です。
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2012 |
2020 |
Champion |
2-1 |
★-4-2 |
GF |
1-1 |
★-★-2 |
SF |
★-1 |
★-★-★ |
|
1-1 |
★-★-★ |
QF |
★-1 |
★-★-★ |
|
2-2 |
★-4-3 |
|
1-1 |
★-3-3 |
|
1-1 |
★-3-1 |
表1: The Kansaiブレイクチームのディベート歴の変化
※数字はディベート歴、★は5年目以上を示す。
8年前のざかん若杉ワロタという感想を持つか今回のざかん高齢杉ワロタという感想を持つかは難しいところですが、大きく構成が変わっていることは間違いありません。
一説によると、2010年前後に日本パーラ界にパラダイムシフトが起こって、アカデミックディベートからの系譜の純ユーティリタリアン的なディベートスタイルから、海外から輸入されたプリンシプル的な議論を交えたディベートスタイルに変革が起こって、それ以前のOB・OGの方々の多くが抜けてしまったという話があります。(伝聞なので定かではありません)
逆にパラダイムシフト以降にディベートを始めた人々は、ディベート観が抜本的に変化していないし、ある程度ディベート歴を重ねてもYoutubeとかで海外大会の動向とかをチェックする人も多いので、社会人になっても続けられるし、続けている人がそこそこの数いるという感じだと思います。
なお、この事象についての賛否に対する言及は論旨から外れるので避けます。もっと根が深そうな雰囲気がする人口減少についても同様にここでは論じません。
顧客満足度No.1ジャッジすごすぎ
顧客満足度No.1ともっぱら評判で、今回も驚異ジャッジスコア10.00を取った某ジャッジにジャッジされたのですが、マジでジャッジ上手くてディベーター全員ビビってました。
自称Tiktokerの男性がラウンド+RFDの動画をアップしていたので、(匿名ブログなのであんまり自分がスピーチしている動画貼りたくないのですが)貼っておきます。
ジャッジエバリュエーションの1-10のレンジでは明らかにスケール足りないなと思って、自分の中でエバリューエション10つける時の閾値よりも1.5倍くらい細かくてかつ分かりやすいので、15点くらいの気持ちで10って入力しました。
実際問題、そこそこ以上のジャッジに対する実効レンジが7-10程度しかないスケールを用いて定量的にジャッジランキングとかつけてるのは結構難しいものがあると前々から思っていて、すげーいいジャッジ(体感15点くらい、入力点10点)とそこそこいいジャッジ(体感9〜10点くらい、入力点9〜10点)の点差が高々1点しかつけられなかったり、ブレイクボーダーくらいのジャッジの評価が若干運ゲーチックになったりと、なんか変化があってもいいんじゃないかと思います。スピーカースコアと同じレンジのスケール使ってみるとか。
できることが違う人々でチームを組むとAsianは結構強い
去年と一昨年のざかんはブレイク落ち(たしかリザーブ)だったんですが、僕と似たようなディベート観を持った似たような英語力のやつと組んでいたという問題がありました。
似たようなやつと組むと、上手くできないモーションに対して何もできないという欠陥がチームにできてしまうし、反論も似たようなものが出てくるので、言いたいこと被りがちという問題点があります。
一方今回は、プレパでケースをそこそこカチッと決めるのが得意かつ僕と苦手分野が被ってない系と出力高めかつ描写力高め系と組んだので、そこそこ上手くいった感があります。
プレパ中比較的静かにしていても、いい感じにケースを決めてくれて、いい感じに出力してくれるのって最高だなと思いました。