弁論ブログ

ディベートブログですがニッチなことを書きます。

オンラインディベート大会について

こんにちは。

 

昨今、世の中のあらゆる物事がオンラインで行われようと試みられています。

ディベートに関してもそうで、先週ミクシディアで1ラウンドやってみましたが、機能も充実していてすげーって思いました。

オンライン大会も開かれていたり計画されていたりしますが、それについて、ただのオフライン大会の代替ではないように、こういうこともできそうなみたいなことの思いつきを書いてみます。

 

ちなみに、ここでわざわざ書くまでも無いこととして、地理的拘束を受けないということが挙げられます。

国内の地域間はもちろん、時差の少ない範囲であれば国際大会にもコストをかけずに出場できるというのはバリバリやってる人たちにとってかなり大きいメリットなのではないかとツイッターのタイムラインを見ていて思いました。

 

目次

 

必ずしもジャッジを丸1日拘束しなくてもよさそう

聞いた話によると、パソコンの前で丸一日(あるいは二日)ジャッジをし続けるのって、オフライン大会でジャッジを終日するよりもさらに疲れるらしいです。

ジャッジブレイク・表彰がややこしくなりそうですが、特にIA的な人々に関しては、1ラウンドだけのジャッジ参加から集めても良さそうな感じがします。

 

必ずしも丸1〜2日に大会を詰め込まなくてもよさそう

オフライン大会の最大のデメリットとして、「大会を1〜2日間で完結させないといけない」というものがあります。

それは当然で、ワールズとかオーストラルくらいの規模感じゃなければ平日ぶっ潰して何日も大会は出来ないし、土日×2週間でやるのも地方遠征者の負担を考えると現実的ではありません。

これによって、大会進行やディスカッション時間あるいはフィードバック時間に対して束縛が生まれてしまいます。

 

この特徴は必ずしもオンラインで再現しなくてもよい特徴だと思っていて、

たとえば、1週間かけて1日1〜2ラウンド×7日で予選を10ラウンドくらい開催して、そのうち都合の良いタイミングで各チーム4ラウンド以上参加して平均点数でブレイクを決めるとかができそうですね。

もっと長期的にやるなら、なんらかのレーティングの計算式を導入して、レートを競う大会みたいなのも開けそうな感じがします。

 

あとジャッジに関しても、予選はディベーターとして参加しないラウンドでジャッジを◯ラウンドすることを義務付けたりするとジャッジ専用のジャッジを用意しなくてよくなったりするんじゃないかと思います。

 

 

必ずしも参加費はミニマムにしなくてもよさそう

「経費」としての運営コストはさほどかからないと思いますが、運営の業務負担はオフラインの大会と同等にかかると思うので、正当な参加費を求めるのは論を俟たないと思います。

オフラインの大会で参加者にかかる費用は通常の参加費+交通費なので、平均交通費往復1000円の場所で開催されるAsianの2日間大会に出ることを考えると1チームあたり参加費+6000円の金額が発生していたはずだったと言えるので、

そこそこの参加費(たとえばオフライン大会と同等程度)だったとしても、参加者視点では断然コスパが良いわけです。

意見が分かれる気がしますが、各ディベート団体が今回の自粛によって受けた影響に対するポストコロナの復旧措置(たとえばオンラインであまり新歓がうまくいかなかった大学があったとして、自粛解除後にオフラインで追加の新歓をした場合、それに対するレクチャラー派遣とか)のためにお金をプールしておくみたいなことも議論していいかもしれません。

 

あとミクシディアで結構な数の大会が現在開かれている気がしますが、大会開催に対するマネタイズは今のところされてなさそう(?)なので、大会費からミクシディアに寄付とかしてもよさそうと思いました。

 

賞品について

オフラインの大会だったら入賞の賞品として、文房具とかお菓子とか神戸牛とかが出ることがあると思います。オンラインの場合は物理的な賞品を出そうとすると郵送しないといけないのでまあまあの手間ですよね。

コード送るだけでいいAmazonギフト券とかを出すといいんじゃないかと思ったんですけど、参加費を取る大会でアマギフを出すとおそらく賭博に該当してしまう可能性があるみたいですね。

ぐぐった感じ、賞品が食べ物とかだと「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまる」ので賭博にはならないのですが、ギフト券だと換金性が高いのであまりよく無さそうな感じですね。

 

 

チーム同士でラウンド中どのコミュニケーション手段を認めるかは明確にしといた方が良い(特にオフラインで集まることについて)

ミクシディアにはラウンド中にチームメイトとのチャット機能でコミュニケーションが取れる機能がありますが、やっぱり文字のチャットだけだと不十分に感じることが多いと思います。

他にコミュニケーションの取り方としては

・別の媒体(LINEとか)で通話をつないでラウンド中はそっちでコミュニケーションをとる

・オフラインで集まってプレパする

が挙げられると思います。

単純なチーム間のフェアネスの問題もありますし、特にオフライン集合に関しては3人集まって顔を突き合わせてプレパするという行為は今のご時世望ましく思われないと思うので、どこまで認めるかは大会主催側で明確にしたほうが良いと思います。