弁論ブログ

ディベートブログですがニッチなことを書きます。

役職「アロケーター」がいてもいい気がしなくも無い

こんにちは。

 

大会中のACの重要な業務のひとつにジャッジアロケーションの決定があると思います。
重要度の高いラウンドに良いジャッジを配置しつつ、ブレイクボーダーのジャッジを誰がどのラウンドを使ってどのようにチェックしに行くかをうまくバランスとって決めないといけないのできっちりやろうとすると難度が高いです。

しかしながら、ACはジャッジもしないといけないので、ディスカッションおよびRFDをして、やっとGHQに帰ってきてからアロケーション業務に取りかかれるので時間的制約もなかなか厳しいわけです。

ちなみに先月の紅葉杯では最年長でAC経験も多々あるN西はアロケーションの実質的な権限を握っていて、アロケを実施しにに早く戻るという名目の元、R1~3で自分を全てパネルにして、ディスカッション後すみやかにGHQに帰還していたのことです。

 

そう考えると、そもそもアロケーションの業務をACがジャッジ業務と並行して行うのってまあまあきついような気がしてきます。

特に日本の大会は1日4ラウンドもやっていてカツカツなのでそうですね。(1日4ラウンドやるとみんなしんどいから3ラウンドくらいのほうが楽しいんじゃねって記事はそのうち書くかもしれません)

 

今回の思いつきは、じゃあそもそもアロケーションに専従する役職「アロケーター」が居てもいいんじゃないかという話です。
現実的な運用としては、ジャッジに入らないACをローテーションで置くか、アロケ能力(と部分的な権限)を持った人材をタブチームに入れるか、だと思います。

 

(1)ACがローテーションでアロケーターをする場合

ACの中で、R1~3でアロケーター専従する人を1人ずつ決めておきます。

次ラウンドのマッチアップが組み上がるまでは一応空き時間なので、ジャッジのそれまでの評価などを見返しておいて誰が要チェックかなどの情報を頭の片隅に置いておくようにします。

マッチアップができたら、アロケーションポリシーに沿ってアロケーションをバシバシ決めていきます。チェックしたいジャッジや重要なラウンドなど、懸念事項がある時はそれをメモっておいて他ACが帰ってきてから議論するようにとっておき、暫定的なマッチアップを決めます。

CAが帰ってきたら確認と承認をもらってマッチアップを流します。

事前にACはアロケーションに専従することがありますが、残り3ラウンドの平均でブレイクを決めますみたいなことを書いておくとアカウンタブルな感じがしますね。

 


(2)AC以外がアロケーターを担う場合の手順

まずはAC経験があったり、最近のジャッジ事情のことをよく知っている人材を確保することが重要です。

事前準備として、ACとアロケーションポリシーみたいなものを擦り合わせておきます。

アロケーションポリシーとはたとえば、

・各ラウンドにおいてラウンドの点数ごとの優先順位を決めておく

・ボーダーのジャッジがいる時は誰がどのレベルのラウンドを使ってチェックに回るか

・チェアをローテーションしてブレイクしそうな人は全員オーラルRFDをさせるか

などのことです。

 

マッチアップが出たら、アロケーションをどんどんおこなって、

各ラウンドのアロケーションの理由をACが帰ってきたときに説明できるようにしておきます。

CAに確認と承認をもらったらマッチアップを流します。

 

 

余談:
日系企業勤めなので、誰が承認して責任があるのかというのが結構気になるのですが、

いけいけどんどんせずに、CAもしくはTDもしくは両者の承認っていうフローを決定事項に対して流すのが大事だと思います。どのアクションに誰の承認がいるかを決めとくのも大事ですね。