弁論ブログ

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練習で8n+4人ディベーターがいる時にいい感じにBPラウンドが組める方法を改めて紹介します

こんにちは。

 

BPシーズンも終盤にさしかかっていますがいかがお過ごしでしょうか。

BPはとても楽しいんですけれども、ラウンド練をするときに組みにくいのが難点だと思います。

そこで今回は、中途半端な人数が集まった時にいい感じにBPラウンドが組める練習方法を紹介します。

 

ちなみに昨年BP Novice Westに寄稿した記事のリハッシュ*1です。

ちなみに、BP Novice West 2017のFBページには10個の寄稿文があってどれも興味深いことが書かれているので是非全部読んでみてください。

 

 

 

中途半端な人数の中で、特に組むのがめんどくさいのはディベーターの数が8n+4(nは1以上の整数)の時だと思います。

8n+1~2であればジャン負け*2でジャッジに回ってもらえばいいですし、8n+6~7であればアイアンを作るもしくはOG兼COみたいなことをやれば、ラウンドをうまく組むことができます。

一方、8n+3~5くらいの場合、余りをジャッジに突っ込むとラウンドしたがりメンから文句が出そうな感じがするし、アイアン等で回そうとするとアイアンチームが増えすぎて何やってるのかよくわからなくなるし、NAをひとつ作るのもあまりいけてない感じがします。

 

そんな時にオススメなのが、2ラウンドでオープニングハーフを共有して、オープニング終了後に2ラウンドに分裂する方法です。

 

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上図ではディベーター12人、ジャッジ2人で書かれています。

まず、オープニングに2チーム(OG、OO)、クロージングに4チーム(CG1、CG2、CO1、CO2)誰が入るか割り振ります。ジャッジもCG1CO1の部屋に行くか、CG2CO2の部屋に行くかを決めておきます。(ジャッジ1、ジャッジ2とします)

普通にモーションを出して、普通にプレパをします。

オープニングの間は、6チーム全員で聞きます。POIは計3チームからくることになります。*3

DLOが終わったら、LOとDPMおよび、CG2、CO2のチームとジャッジ2が別室に移動します。

移動後、各部屋のMGがスピーチを再開して、あとは普通にクロージングおよびジャッジをします。オープニングも片方ずつ残っているのでオープニングからのPOIも普通に取ることが可能です。

 

 

この方法でディベーター数4m(mは2以上の整数)であればBPラウンドが組めるようになるので、あとはジャッジの増減・アイアン等の定番の方法で調整すればいい感じにラウンド組めると思います。定番外の方法で人数調整したい方は前述の寄稿文をご確認ください。

 

 

ちなみに寄稿文に載せそびれたものが一つあって、

AsianシーズンとBPシーズンの境界(凌霜杯後あたりに、ディべすす等に向けたAsian練習をしたいチームとワールズに向けたBP練習がしたいチームが両方いる時期)に使える、「オープニングをAsian(リプライなし)でやった後にクロージングが出てくる」ラウンドセットの図も作っていたのでここで掲載しておきます。

30分プレパ、3人スピーチの後にエクステンションを出さないといけないのでクロージングへの負荷が強めで、ワールズ前に高強度の練習を求めているのであれば良いのではないかと思います。

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*1:大きな改良・変更も加えずに焼き直すこと。(例)CGのエクステンションはオープニングのリハッシュだったね。

*2:ジャンケンをして負けた人がある役に回ること

*3:CG1がしたPOIを2の部屋の評価にどう使うかはジャッジが柔軟にやってください。