弁論ブログ

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BPの順位付けルールはあと1個くらいあったほうがいいと思う

こんにちは。

 

大会におけるタブ上のBPの順位付けルールは次の3つです。

(1)チームポイント

(2)チームポイントが同じ場合、スピーカーポイントの合計

(3)上記2つが同じ場合、高い順位を取った数(1位1位3位3位で8点取ったチームと、2位2位2位2位で8点取ったチームだったら、前者のほうが順位が上)

 

3つとも同じだった場合コイントスをするわけですが、これがまあまあ同じになる可能せいが高い。

理由としては、

(A)スピーカーポイントが1ラウンド1バロットしかつかない上に1チームあたりのスピーチ回数が他のスタイルよりも少ないので、同じ点数がつきやすいこと。

(B)特にブレイクボーダー付近はスピーカースコア密集しがちなので生じやすい。

(C)予選4ラウンドで取れる順位のパターンが大して無いので、(3)も同じになりやすい。

 

まあブレイク5位と6位が入れ替わる程度ならコイントスをしておけばいいのですが、

これがブレイクボーダーになると、コイントスが大ごとになるわけです。

実際去年のJapan BPでも今年の秋Tでもコイントスで順位を決めています。

 

コイントスでブレイク落ちするとスッキリしない気持ちになるのは想像に難くないので、何か順位決めのルールを作ってそれで差を付けれるようにすれば、コイントスの手間も減るし(これは単にコイントス自体の手間というよりもジャッジアロケーションがトスするまでファイナライズできないという問題に近いです。)、ディベーターも多少は腑に落ちた状態で帰れるのではないかと思います。

 

あとルールの正当性よりも重要なのは、あらかじめどのルールで順位を決めるかを言っておくことです。

そもそも(3)のルールの1位1位3位3位のチームと2位2位2位2位のチームの比較も、安定性という点では2位のチームのほうが上って正当化することもできるので、あくまでも正当性よりも決め事に過ぎないということを認識するべきです。

 

 

せっかくなので一つ考えてみたのですが、こういうのはいかがでしょうか。

 

予選ラウンドのスピーカーポイントのうち、最も高いもの同士を比較する。最も高いものが同じだった場合は次に高いもの同士を比較する。

 

たとえば、今年の秋Tの場合16位タイのチームのスピーカースコアはそれぞれ

151、153、154、151

153、155、149、152

ですが、この場合前者のチームが最高点154、後者のチームが最高点155なので、後者のチームが上がるという感じですね。

 

この決め方はルール(3)のアナロジーから生まれているので、高い順位を取ってるほうを上げるという基準が妥当なら、高い点数を取ってるほうをあげる基準もまあ妥当なのだろうという考えです。

よければ採用してブリーフィングに書いてみてください。よろしくお願いします。